003.「駅」竹内まりや(1987年)
「駅」竹内まりや
作詞:竹内まりや
作曲:竹内まりや
編曲:山下達郎
ストリングス編曲:服部克久
1986年に中森明菜に提供された曲ですが、
中森明菜のスタッフ達の曲の解釈に対して
に歌わせたという曲です。
のちに、表現の相違ということで落ち着い
たようです。
勿論、こちらの方が完成度は断然高い
です。(中森明菜の方は声が今にも
消えそうで何を歌っているのか、
わからず、情緒も何もありません。)
雨の日の駅を舞台に話が進みますが、
放課後に友達とイヤホン片方ずつ
付けて、夕焼け見ながら聴いて、
高校生なりに黄昏ていました。
大人な雰囲気の歌詞はよくわかり
ませんでしたが、とりあえず、
とにかく黄昏ていました。
曲はマイナーコードで進み、今主流の転調
をすることもなく、感傷的に進んでいき
ます。アレンジ全体も少しボサノバっ
ぽいリズムで大人な雰囲気がよく出て
います。
この曲の良さは、槇原敬之同様に
竹内まりやの「声」、そして
アレンジ、ストリングスアレンジに尽きる
と思います。
ラスサビ後、サビメロで「ラララ~」と
歌い上げていき、決して音域が高くは
ないですが(一番上でラ)、声の力で盛り
上がっていきます。
ストリングスは全体的に主張しすぎず、
でも、結構なアクセントとなってバックに
流れています。
2サビ後の間奏はストリングスが主役で、
2つの旋律ががきれいに重なり、かなり
ドラマチックに展開します。
さすが服部一族という感じです。
昔、仕事の車の中で1981年生まれの後輩
(女子)に聴かせたら、初めてだったよう
で、結構気に入ってくれて、しんみり
していました。
聴かれたことがない方は、是非。