大人の発達障害者による音楽ブログ

「ADHD」(注意欠陥・多動性障害)「ASD」(自閉症スペクトラム)、「双極性障害」(躁うつ病)と診断されたエレクトーン男子です。ASDの特性である「こだわり」を活かして、昭和歌謡からJ-POP、令和の最新曲まで、好きな音楽について自由に書いていこうと思います。

014.「Lemon」米津玄師(2018年)

「Lemon」米津玄師

  作詞:米津玄師

  作曲:米津玄師

  編曲:米津玄師

  編曲協力:室屋光一郎

 

去年大ヒットし、いまだに勢いのあるこの

曲。リリースは去年の3月でしたが、しば

らくは聴いていませんでした。話題になり

すぎていたので、何となく避けていま

した。

 

聴いてみると、やはり評判どおり一気に

引き込まれました。

色々な評論家の方が唯一無二くらいの

才能、くらいに絶賛されていますが、

素人ながらにその通りだと思います。

 

曲の作り(構成)がとても上手だと

思います。

Aメロの4小節目でのひねりのきいた

コード進行。

Bメロでの控えめながらもサビへの導入

になるような自然なつくり。

サビでも何か所かひねったコードを入れて

そこにメロディーを落として印象づける

ところ。

似たような曲作りをする人はあまり知り

ません。

メロディー自体は跳ねたリズムなので唄い

にくそうですが、カラオケでは大人気

らしいです。

サビでは同じようなリズムでメロディーが

展開しますが、違和感なく自然に聴こえ

ます。

 

アレンジも強弱のあるものになっていて、

メリハリが効いています。

編曲協力にバイオリニストの方が参加して

いるので、弦の感じもとてもきれいです。

 

声、唄い方もわりと特徴のある人だと思い

ます。特徴席な曲に特徴的な声、唄い方で

相乗効果が生まれている気がします。

 

聴かれたことがない方は少ないとは思い

ますが、まだ聴かれたことがない方は、

是非。


米津玄師 MV「Lemon」

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013.「情熱」斉藤由貴(1985年)

「情熱」斉藤由貴

 作詞:松本隆

 作曲:筒美京平

 編曲:武部聡志

 

4枚目のシングルで、映画「雪の断章・

情熱」の主題歌です。

 

松本隆松田聖子など数々の歌手の詞

を手掛けており、斉藤由貴のデビュー

曲「卒業」も作詞を担当しています。

筒美京平も日本を代表する作曲家で、

小室哲哉なども筒美京平の作曲法

(繰り返し・リフレインの技法)

を分析したりした、なんて記事を

読んだことがあります。

 

斉藤由貴の唄い方は他のアイドル

とはちょっと違い、教会で聖歌を

唄っていた影響だそうで、当時の

アイドルの中では上手かったと

思います。

 

映画の主題歌だったこともあり、

詞はストーリー性のあるものに

なっており、今聴くと昭和な

感じがします。

映画は見ていませんが、全く

関係のない「北の国から」の

中嶋朋子緒形直人のシーンを

思い浮かべてしまいます。

 

曲は、今では主流となっている

転調は一切ありません。また、

2コーラス+αで完結し、あっさり

終わってしまいます。

その分内容は濃く、メロディーも

上下の飛びが多く、泣きのコード

もサビに近づくにつれ多様されます。

Bメロとの区切りがはっきりしない

分、サビ自体もいきなり始まり、

気づけばサビだったという印象です。

これで普通に最後サビがもう一度

あれば、お腹いっぱいだったかも

しれません。

 

アレンジも「タンタンタンタン」と

いう4拍子の感じが一貫して感じら

れます。メロディー、コードが濃い分、

ちょうどよい感じです。

 

斉藤由貴といえば、「卒業」「悲しみ

よこんにちは」「夢の中へ」などが

代表的ですが、個人的にはこの「情熱」

がイチオシです。

 

まだ聴いたことがない方は、是非。


斉藤由貴 / 情熱

情熱 (MEG-CD)

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情熱

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012.「けれど空は青 〜close friend〜」ASKA(1991年)

「けれど空は青 〜close friend〜」ASKA

 作詞:飛鳥涼

 作曲:飛鳥涼

 編曲:十川知司

 

「はじまりはいつも雨」のヒット後に発売

されたアルバム「SCENE Ⅱ」に収録の

1曲です。

タイトルの通り、友情がテーマです。

歌詞はかなり男臭い感じですが、曲がそこ

までではないので、それほどアツい印象は

ありません。

が、どうしても唄うと「ASKA」なので、

濃度は高めです。と言いながらも、

約30年近くも聴いていられるので、とても

よい曲だと思います。

 

曲はメジャーコードで展開していきます。

盛り上がりポンントがいくつも散りばめ

られていて聴く人によっては、お腹いっ

ぱいになりそうです。

特にサビの展開はこれでもか、という

感じの畳み掛けをしている印象です。

 

1コーラス目は割とあっさり終わり、

序章という感じです。アレンジもあまり

音が重ねられておらず。今から始まる感、

があります。

2コーラスではコーラス加わり、

サビもだんだん音が多くなり、お、

そろそか?というアレンジです。

そして、サビにかかるとコーラスと

共に音も重なり、高揚感も徐々に増して

いきます。

サビ前のDメロでかなり濃い展開になり

ラスサビ直前でテンポを少し落とし、

ひと呼吸置いて思いっきり全力でラスサビ

に突入します。

ラスサビに入るとボーカル、コーラス、

アレンジもMAXになり、かなり厚みのある

つくりです。

ただ、メジャーコードで展開していくの

で、くどさはそこまでなく、どちらかと

いうとカタルシスを得られるような感じ

です。

 

ASKAの唄い方自体が特徴的なので、音数

が少ないメロディーではその唄い方が目立

ちますが、この曲については逆にそれが曲

の印象を上げていると思います。

ラスサビなどは絞り出して歌ってる感が

満載でとても力強いです。

元気のない時などに聴くと、元気づけられ

そうな曲です。

 

まだ聴いたことがない方は、是非。


ASKA - けれど空は青 (Official Music Video)

 

 

けれど空は青 〜close friend〜

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011.「美粧の森」工藤静香(1989年)

 「美粧の森」工藤静香

 作詞:愛絵里

 作曲:後藤次利

 編曲:後藤次利門倉聡・菅原弘明

 

今は木村拓哉の奥さんだとかKoki,の影の

プロデューサーとかディナーショーの

値段が高額だとか言われていますが、

当時はアイドル絶頂期でした。

この曲は「カレリア」という全曲

フィンランド録音で、ヘルシンキ

フィルハーモニー管弦楽団も参加して

いるコセンプトアルバムの中の1曲で、

本人も「愛絵里」名義で初めて作詞を

しています。

工藤静香の書く詞は私には難解な言葉が

多く、「美粧」って?(のちのシングル

「千流の雫」の「千流」も)と思ったもの

です。今はコトバンクにちゃんと載って

いるようです。

 

当時から好きな曲で、30年経った今でも

よく繰り返し聴いています。

弦ベースの曲なので音がキツくない分、

長い間何回でも聴けます。

アルバム全曲コンセプトが統一され、

クラシックに拘ったものになっています。

この曲はその中ではわりと弦の数が少な目

で四重奏分くらいの数です。

(他はピアノ、チェンバロ、フルート)

マイナーコードの曲ですがあまり暗いと

いう印象はありません。

弦ベースのクラシカルなアレンジのおかげ

できれいな曲に聴こえます。特にフルート

の音がとても効果的です。

ラスサビも2回繰り返していて、高揚感が

増しています。

さすが、ごっきー、門倉聡。(もう一人は

よく知りません。)

 

唄い方もシングルよりも抑えめで、サビの

中でも強弱をつけていて、個人的には

とても曲の雰囲気に合っていると思い

ます。

今のインスタでの印象とは大違いです。

 

まだ聴いたことがない方は、是非。

 

美粧の森

美粧の森

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010.「君がいたから」FIELD OF VIEW (1995年)

「君がいたから」FIELD OF VIEW 

 作詞:坂井泉水

 作曲:織田哲郎

 編曲:葉山たけし

 

石田ひかり中居正広らが出演していた

「輝く季節の中で」という医大生をお話の

ドラマの主題歌でした。

FIELD OF VIEWは前年にviewとして

デビューしましたが、イメージ

チェンジなどでFIELD OF VIEWとして

再デビューしました。

 

この曲で特徴的なのは要所要所で

使用されているチューブラーベル

音とボーカル浅岡雄也の声だと思い

ます。

チューブラーベルは神聖で牧歌的な

音色ですが、NHKのど自慢のキンコン

カンコンも同じ名前の楽器だとしり、

がっかりでした。てっきり似た別の

楽器だと思っていました。

浅岡雄也の声はBeing系の中でも特に

爽やかですが、織田哲郎YouTube

動画によれば、本人は全然爽やかな

ヤツではないそうです。

 

作詞は坂井泉水がしており、本人も

自身のアルバムでカバーしています。

ドラマ劇中でもZARDバージョンが

流れていました。

ドラマの内容に合わせてか、青春

ソングっぽい歌詞になっています。

 

この曲はコーラス豪華で作詞の

坂井泉水大黒摩季宇徳敬子

川島だりあ、生沢祐一と、豪華

メンバーになっています。

が、坂井泉水は2コーラスAメロ

しかいないのでは、と思っています。

それほど他4人の声がパワフルなため

ラスサビ最後の「君がいたから~」と

全員が歌うところは浅岡雄也の声が

かすむほどのパワーになっています。

そのおかげでかなりのカタルシス

得られるような気がしています。

 

アレンジもチューブラーベル効果など

もありとても爽やかな印象になっている

と思います。

個人的にはイントロ~Aメロ最後までの

他の楽器が入る前までのベースの音が

よく聴こえる感じが好きです。

今聴いても全然古臭くなく、飽きのない

アレンジでとても好きです。

 

まだ聴いたことがない方は、是非。


FIELD OF VIEW - 君がいたから PV

君がいたから

君がいたから

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complete of FIELD OF VIEW at the BEING studio

complete of FIELD OF VIEW at the BEING studio

 

 

 

009.「黒い羊」欅坂46(2019年)

「黒い羊」欅坂46

 作詞:秋元康

 作曲:ナスカ

 作曲:ナスカ

 

早くも2回目の登場の欅坂46です。

曲、アレンジから曲を好きになるタイプ

ですが、この曲は珍しく、詞、曲、アレ

ンジ、全て一気に好きになりました。

加えて、MVも最高でした。

 

リリースされる少し前に発達障害と診断

され加えて双極性障害の症状もあまり

よくなく、そんなときにこの曲が届きま

した。

サビの歌詞で

「目配せしてる仲間には僕は厄介者で

 しかない」

という部分どうしても気になりました。

本来のこの曲のメッセージは障害の事を

触れているわけではないと思いますが、

白い羊=健常者、黒い羊=障害者、

という構図がまだ世間にはあるように

思います。

個人的には、障害であることで近い親族

から謂れのないことを言われ、発作・

過呼吸を起こし、益々体調悪くし、

生活の基盤を変えざるを得なくなり

ました。

「誰かが溜め息をついた

 そう それが本当の声だろう」

「黒い羊

 そうだ 僕だけがいなくなればいいんだ」

「全部 僕のせいだ」

「白い羊なんて僕は絶対になりたく

 ないんだ

 そうなった瞬間に僕は僕じゃなくなって

 しまうよ」

「まわりと違うそのことで誰かに迷惑

 かけたか?」

「自らの真実を捨て白い羊のふりを

 する者よ

 黒い羊を見つけ 指を差して笑うのか?

 それなら僕はいつだって

 それでも僕はいつだって

 ここで悪目立ちしてよう」

気になっただけで、これだけ挙がる曲は

初めてでした。

障害を持つ方が皆さん同じ聴き方をする

とは思いませんが、自分はつい現状と

置き換えて聴いてしまいます。

代弁してくれているように、思えてしま

うのです。

 

平手友梨奈の声はアイドルにしては低め

ですが、よく通り耳に残るいい声をして

いると思います。

この曲に関しては、今までのシングルより

圧倒的にソロパートが多いです。

 

ナスカの曲は中毒性があると思います。

特に2コーラス目のBメロなどはとても

印象的です。

サビではそれまでのたたみ掛けるような

符わりより少し落ち着きますが、

サビらしく抑揚もしっかりあり、高揚感も

得られます。

 

アレンジはまずAメロのスラップベースが

効いています。メロディーが低く抑え気味

なので、はっきり聴こえてカッコよさが

増しています。

要所要所ピアノが上手く使われています。

イントロのピアノは何かで逆再生だと

書いてあるのを見ました。MVでも

ピアノのシーンは実際の押さえている

音と違うので、どういう意図なのかと

ずっと思っています。

2コーラス目のBメロ前半から後半で

とてもきれいにピアノが入ってきます。

曲自体があまり救いのない感じの曲

ですが、ラスサビ前、アウトロで少し

だけ助けられます。

 

MVは今までのダンス中心ではなく、

長回しのストーリー仕立てのものに

なっています。

記事によれば、曲の世界観の先にあるもの

を描いているそうです。

ますますチンプンカンプンです。

歌詞では他人を拒絶する人間性を書いて

いますが、MVでは逆に、積極的に他人の

人生に踏み込んでハグをもって救おうと

しているそうです。

このMVが出たときは様々な人の考察が

一気にネットに掲載されていました。

それだけ難解なMVですが、その分かなり

見ごたえがあります。

 

まだ聴いたことがない方は、曲、MVともに是非。

 


欅坂46 『黒い羊』 

黒い羊

黒い羊

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黒い羊

黒い羊

 

 

008.「まだ涙にならない悲しみが」Kinki Kids(2013年)

まだ涙にならない悲しみがKinki Kids

 作詞:松井五郎

 作曲:織田哲郎

 編曲:亀田誠治

 コーラスアレンジ:Ko-saku

 

ジャニーズの中ではKinki Kidsを一番聴き

ます。この曲は「恋は匂へと散りぬるを」

との両A面としてリリースされ「恋は~」

の方がKinki Kidsらしい曲との評判でした

が、「まだ~」の方が好きです。

 

まず、作詞・作曲・編曲の面々が元々好き

な面々であるため、嫌いな要素がありま

せん。

松井五郎は昭和からのメジャーな作詞家。

すぐに思い浮かんだのが、工藤静香

「くちびるから媚薬」です。工藤静香

に特に意味はありません。

織田哲郎は世代的にドンピシャなBeing系

を代表する作曲家で、Kinki Kidsとの相性

はとてもよいと思います。

亀田誠治はベーシストとしても編曲家と

しても好印象を持っています。この曲も

ベースがしっかりと聞こえてきます。

最近ではMISAの「アイノカタチ」を

アレンジしていましたが、大好物でした。

 

わりとさらっとした雰囲気の曲ですが、

サビなどでは少し泣ける要素を入れたり

(「悲しみが~」のコードなど)

他に手の込んだことをあまりしていない

分、効果的に聴こえると思います。

メジャーコードの曲ですが、タイトル通

り元気で明るい曲ではなく、かといって

しんみりするほどではないので、

聴いていて楽な感じがします。

何度聴いても飽きが来ません。

 

Kinki Kidsはデビューした時ときから

ジャニーズでは歌が上手だと思って

正直、堂本光一についてはデビュー

してからグングン上手になった印象

を持っています。ミュージカルを

ずっとしているからから、声が落ち

着いて来たように思います。

逆に、堂本剛は最初はジャニーズで

一番上手いくらいに思っていました

が、ソロデビューあたりから歌い方

に少しクセが出てきて、もう少し

ストレートにって思っていたところ、

この曲ではそれほどクセを感じま

せんでした。

 

ジャニーズでソロパートがはっきり

分かれているのは、Kinki Kidsが一番

多いと思います。それだけ歌唱力が

証拠だと思います。

 

まだ聴いたことがない方は、是非。

 

007.「To Love You More」セリーヌ・ディオン with クライズラー&カンパニー(1995年)

「To Love You More」セリーヌ・ディオン with クライズラー&カンパニー

 作詞:ジュニア・マイルス

 作曲:デビッド・フォスター

 編曲:デビッド・フォスター

    クライズラー&カンパニー

 

鈴木保奈美鈴木京香らが出演したドラマ

「恋人よ」の主題歌でした。

当時はトレンディドラマという言葉があり

このドラマもあてはまると思いますが、

ドラマ内での曲の使い方がとてもうまく、

そのおかげか、あまり興味のなかった

鈴木保奈美・京香によい印象をもつように

なりました。思わぬ副作用。

 

セリーヌ・ディオンの存在は知っていた

のですが、洋楽音痴なので、勝手に

フレンチポップ的なおしゃれで大人しめの

イメージを抱いていました。聴いてみて

びっくり。こんなにパワフルに歌い上げる

とは。イメージがガラリと変わりました。

 

アレンジにクライズラー&カンパニー

演奏に葉加瀬太郎が参加していることも

あり、バイオリンがフューチャーされ、

デビッド・フォスターもキーボード奏者

だからか、ピアノも絶妙なタイミングで

とてもきれいに使われています。

とてもきれいでダイナミックなアレンジ

だと思います。

 

洋楽は、デビッド・フォスター作曲のみ

といっていいくらいに偏って聴いていた

ので、この曲も即気に入りました。

洋楽は邦楽(J-POP)と比べると、

「サビ」といわれるパートが殆んどなく、

そこがかっこいいという人もいますが、

エレクトーン弾きに居がちなドラマ

チックな展開の曲が好きな者としては、

デビッド・フォスターはドンピシャです。

 

アレンジも序盤は静かですが、後半に

向けて音+コーラスで盛り上げ、特に

長いアウトロが特徴的だと思います。

サビと同じ展開を声と演奏だけで繰り

返します。

セリーヌ・ディオンも声を張り上げて

盛り上げ、葉加瀬太郎もきっと髪を

振り乱しながら演奏したと思われます。

個人的には盛り上がりながら終わるので

好きですが、これは好き嫌いが分かれる

と思います。

演奏や放送上の都合なのか、アウロトを

省略したパターンもありまが、個人的には

曲全体の魅力が半減する気がして、勿体

なく思います。

デビッド・フォスターの曲ではアウトロが

長い曲が多いと思います。それだけ全体で

1曲を考えているのだと思います。

 

今まで聴いた洋楽の中では、2番目に

好きな曲です。

1番目も勿論デビッド・フォスター

曲です。

 

聴いたことがない方は、是非。


Céline Dion - To Love You More (Official Audio)

 

To Love You More

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006.「秋からも、そばにいて」南野陽子(1988年)

「秋からも、そばにいて」南野陽子

 作詞:小倉めぐみ

 作曲:伊藤玉城

 編曲:萩田光雄

 

スケバン刑事で人気が出て、その後、中山

美穂、工藤静香浅香唯らと共に、アイド

ル四天王と呼ばれていました。

この曲はカネボウのCMで使用されヒット

した「吐息でネット」と同じ年の秋に

リリースされました。

 

四天王の中で誰か選べと言われたら、南野

陽子を選ぶのでしたが、この曲がリリース

された当時は8cmシングルCDが出始めて

間もない頃だったので、とりあえずラジオ

で録音し、後々になって買いました。

ジャ写が変更されていてショックでした。

 

パイプオルガンで荘厳に始まり、か細い声

でサビを歌い始め、クラシカルなアレンジ

が始まり、突然1コーラス始まり直前2小

節で半音上がります。

元々クラシカルなアレンジが好きで、この

曲はかなりのクラシカル度だと思います。

ストリングスを使用する曲は多いと思いま

すが、ハープシコード(イン/アウトロ)

オーボエ(2サビ後)、ピアノ(サビ前

や間奏)など、要所要所で活躍します。

ストリングスも1コーラス、2コーラス、

ラスサビと徐々に厚みを増していきます。

リズムもベースラインはシンプルで、

ドラムもスネアが控えめで、クラシカル

効果を上げていると思います。

 

2サビ後~ラスサビの間のアレンジは

オーボエのライン、コード進行(下がって

上がって)にかなりはまりました。

 個人的にはこの曲の一番の聴きどころだと

思っています。

 

ザ・ベストテンなどでの生オケの時は、

アウロトのリタルダンドがかなり難しく、

CD通りに上手くいったのをほとんど

みたことがありません。

 

編曲の萩田光雄は、南野陽子の4枚目シン

グル以降多数のシングルをアレンジしてい

ますが、とてもすばらしいアレンジャー

だと思います。

特にこの曲のアレンジは他の人ではあまり

浮かばないような感じだと思います。

エレクトーンを弾くので、どうしてもアレ

ンジが気になります。

 

ザ・ベストテンで歌詞が飛んでサビ前まで

ほとんど無言という放送事故もあり、黒柳

徹子が映っていない所で必死になんとかし

ようと奮闘していたようです。

サビの「ずっと」のリズムが「ずぅっと」

と「ずっぅと」とTVで歌うたびに変わ

っていたのは、今でも気になっています。

 

まだ聴かれたことがない方は、是非。

 

秋からも、そばにいて

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005.「この愛に泳ぎ疲れても」ZARD(1994年)

この愛に泳ぎ疲れてもZARD

 作詞:坂井泉水

 作曲:織田哲郎

 編曲:明石昌夫

 

今までで一番聴いているアーティストが

ZARDです。

特にこの曲には色々と思い出があります。

 

当時は「NO」という3分のTV番組が

あり、Being系のアーティスト情報が

流れていたのですが、実家に帰省た際、

この曲が発売前にTVから流れ、

1コーラス分しか流れなかったため、

ミディアムテンポの重い曲だと思って

いましたが、2コーラス目でテンポ

アップするとは思ってもいませんでした。

コード進行、メロディラインは好きだった

ので、一聴して発売日が待ち遠しくなり、

早く手にいれたかったので、テスト期間中

に大学の生協で買いました。ジャケ写も

気に入っています。

 

重いエレピの音ではじまり、サビに少し

だけ触れ、静かに曲が展開していきます。

当時は、サビではメロディーをコードの

3つ目の音で止めると耳に残りやすいと

いう、根拠のない説を友達と唱えていま

したが、(例:この愛「に」)実際その

ような曲が多かったと思います。

 

1コーラスを静かに終わり、2小節挟み

テンポアップ+半音上がり、疾走感が

出てきます。

 特に2サビ前の「このまま」と、2サビ

間奏後の「勇気を与えて」のところで

曲自体がかっこよくブレイクします。

エンディングもサビの余韻を残したまま

ギターソロが展開されていきます。

 

「愛に泳ぎ疲れる」「愛を計る」という

表現が、当時は?な感じでしたが、

色々あるけど運命感じたからあなたに

付いていく、的な感じに当時は捉えて

いました。

 

坂井泉水の声も唯一無二のものだと

思います。

個人的にはメジャーコードよりマイナー

コードの曲を切々と(少し苦しそうに)

歌う方が似合っていると思います。

 

当時は今ほとネットが普及していなかった

ので、ファンクラブの前身の会報を講読

しており、気が付いたらそのままファン

クラブ会員になっていました。

ファンクラブ限定の船上ライブに申し込

んでおけばよかったと今でも思います。

 

聴かれたことがない方は、是非。

 

この愛に泳ぎ疲れても

この愛に泳ぎ疲れても

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