011.「美粧の森」工藤静香(1989年)
「美粧の森」工藤静香
作詞:愛絵里
作曲:後藤次利
プロデューサーとかディナーショーの
値段が高額だとか言われていますが、
当時はアイドル絶頂期でした。
この曲は「カレリア」という全曲
いるコセンプトアルバムの中の1曲で、
本人も「愛絵里」名義で初めて作詞を
しています。
工藤静香の書く詞は私には難解な言葉が
多く、「美粧」って?(のちのシングル
「千流の雫」の「千流」も)と思ったもの
です。今はコトバンクにちゃんと載って
いるようです。
当時から好きな曲で、30年経った今でも
よく繰り返し聴いています。
弦ベースの曲なので音がキツくない分、
長い間何回でも聴けます。
アルバム全曲コンセプトが統一され、
クラシックに拘ったものになっています。
この曲はその中ではわりと弦の数が少な目
で四重奏分くらいの数です。
(他はピアノ、チェンバロ、フルート)
マイナーコードの曲ですがあまり暗いと
いう印象はありません。
弦ベースのクラシカルなアレンジのおかげ
できれいな曲に聴こえます。特にフルート
の音がとても効果的です。
ラスサビも2回繰り返していて、高揚感が
増しています。
さすが、ごっきー、門倉聡。(もう一人は
よく知りません。)
唄い方もシングルよりも抑えめで、サビの
中でも強弱をつけていて、個人的には
とても曲の雰囲気に合っていると思い
ます。
今のインスタでの印象とは大違いです。
まだ聴いたことがない方は、是非。