008.「まだ涙にならない悲しみが」Kinki Kids(2013年)
作詞:松井五郎
作曲:織田哲郎
編曲:亀田誠治
コーラスアレンジ:Ko-saku
ジャニーズの中ではKinki Kidsを一番聴き
ます。この曲は「恋は匂へと散りぬるを」
との両A面としてリリースされ「恋は~」
の方がKinki Kidsらしい曲との評判でした
が、「まだ~」の方が好きです。
まず、作詞・作曲・編曲の面々が元々好き
な面々であるため、嫌いな要素がありま
せん。
松井五郎は昭和からのメジャーな作詞家。
すぐに思い浮かんだのが、工藤静香の
「くちびるから媚薬」です。工藤静香
に特に意味はありません。
織田哲郎は世代的にドンピシャなBeing系
を代表する作曲家で、Kinki Kidsとの相性
はとてもよいと思います。
亀田誠治はベーシストとしても編曲家と
しても好印象を持っています。この曲も
ベースがしっかりと聞こえてきます。
最近ではMISAの「アイノカタチ」を
アレンジしていましたが、大好物でした。
わりとさらっとした雰囲気の曲ですが、
サビなどでは少し泣ける要素を入れたり
(「悲しみが~」のコードなど)
他に手の込んだことをあまりしていない
分、効果的に聴こえると思います。
メジャーコードの曲ですが、タイトル通
り元気で明るい曲ではなく、かといって
しんみりするほどではないので、
聴いていて楽な感じがします。
何度聴いても飽きが来ません。
Kinki Kidsはデビューした時ときから
ジャニーズでは歌が上手だと思って
正直、堂本光一についてはデビュー
してからグングン上手になった印象
を持っています。ミュージカルを
ずっとしているからから、声が落ち
着いて来たように思います。
逆に、堂本剛は最初はジャニーズで
一番上手いくらいに思っていました
が、ソロデビューあたりから歌い方
に少しクセが出てきて、もう少し
ストレートにって思っていたところ、
この曲ではそれほどクセを感じま
せんでした。
ジャニーズでソロパートがはっきり
分かれているのは、Kinki Kidsが一番
多いと思います。それだけ歌唱力が
証拠だと思います。
まだ聴いたことがない方は、是非。