大人の発達障害者による音楽ブログ

「ADHD」(注意欠陥・多動性障害)「ASD」(自閉症スペクトラム)、「双極性障害」(躁うつ病)と診断されたエレクトーン男子です。ASDの特性である「こだわり」を活かして、昭和歌謡からJ-POP、令和の最新曲まで、好きな音楽について自由に書いていこうと思います。

013.「情熱」斉藤由貴(1985年)

「情熱」斉藤由貴

 作詞:松本隆

 作曲:筒美京平

 編曲:武部聡志

 

4枚目のシングルで、映画「雪の断章・

情熱」の主題歌です。

 

松本隆松田聖子など数々の歌手の詞

を手掛けており、斉藤由貴のデビュー

曲「卒業」も作詞を担当しています。

筒美京平も日本を代表する作曲家で、

小室哲哉なども筒美京平の作曲法

(繰り返し・リフレインの技法)

を分析したりした、なんて記事を

読んだことがあります。

 

斉藤由貴の唄い方は他のアイドル

とはちょっと違い、教会で聖歌を

唄っていた影響だそうで、当時の

アイドルの中では上手かったと

思います。

 

映画の主題歌だったこともあり、

詞はストーリー性のあるものに

なっており、今聴くと昭和な

感じがします。

映画は見ていませんが、全く

関係のない「北の国から」の

中嶋朋子緒形直人のシーンを

思い浮かべてしまいます。

 

曲は、今では主流となっている

転調は一切ありません。また、

2コーラス+αで完結し、あっさり

終わってしまいます。

その分内容は濃く、メロディーも

上下の飛びが多く、泣きのコード

もサビに近づくにつれ多様されます。

Bメロとの区切りがはっきりしない

分、サビ自体もいきなり始まり、

気づけばサビだったという印象です。

これで普通に最後サビがもう一度

あれば、お腹いっぱいだったかも

しれません。

 

アレンジも「タンタンタンタン」と

いう4拍子の感じが一貫して感じら

れます。メロディー、コードが濃い分、

ちょうどよい感じです。

 

斉藤由貴といえば、「卒業」「悲しみ

よこんにちは」「夢の中へ」などが

代表的ですが、個人的にはこの「情熱」

がイチオシです。

 

まだ聴いたことがない方は、是非。


斉藤由貴 / 情熱

情熱 (MEG-CD)

情熱 (MEG-CD)

 
情熱

情熱

  • provided courtesy of iTunes